先日サーバーをラズパイ5に置き換えたので、余ったラズパイ4BにOMV7をインストールして、ウインドウズPCのバックアップサーバーにすることにした。LANケーブルが足りなかったので、フラットのLANケーブルを買いに行ったのだが、白いCAT6Aのケーブルが売ってなかったので、ちょっと割高だと思ったがCAT7のケーブルを買ってきた。
OMV7のインストールは特に悩むところもなかった。サーバーを起動すると、設定したフォルダーも確かにネットワークの中にみえるのだが、なんとなく様子がおかしい。フォルダーを開く動作がなんとなく緩慢なのだ。とりあえず実際にACRONISでバックアップを行ってみたところ、極端にバックアップが遅い。1000Mbpsでの接続とはとても思えないほど、とにかく通信速度が遅いのだ。
とりあえず、ルーターの管理画面からポートの状態を確認してみたところ、なにやらオレンジ色の警告がでていて、古いケーブルを取り換えろだの、対策らしいことがつらつらと書いてある。新品のケーブルなのに、なにを言ってるんだ?
小一時間ネットで検索してみると、CAT7のケーブルが原因で速度が出ないケースがあるらしいということが分かった。なんでも、CAT7はノイズに弱く、デリケートらしい。そこで、以前使っていたCAT5Bのケーブルに取り換えてみたところ、あっさりと1000Mbpsで接続されるに至った。
LANケーブルは数字が高いほど、高速通信が可能なものと思っていたが、実はそうではないらしい。すくなくとも、一般家庭の使用では、CAT6Aで十分すぎるスペックがあり、それ以上は必要ないと思われる。というか、逆にスペックダウンを来す可能性さえもあるようだ。最近ではCAT8とかCAT9とかも店頭で見かけるのだが、どういう使用環境を想定した商品なのだろうか?
きっと、表示されているスペックに釣られず、正しい商品知識を自分で学ばないといけないということなのでしょうね。商品を販売するお店のスタンスとしては、いかがなものかと思わなくもありませんが。
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