またしても日帰りで只見線に出かけてきました。
とことこさんが実家に泊まりで帰るときは迷わず泊まってくるんだけど、家庭の事情との両立があり、やむを得ないところです。(´・ω・`) 更に、前日の仕事が終わらず、危ない予感がしていたのでNSRで出勤していたんだけど、大当たり。帰ってきたのは土曜日朝の3時。手早く準備をして、3時15分には出発。よって、まあ当然というか、始発の便には間に合わず、折り返しの小出行きを藪神で捕まえるも、撮影しそこねた。幸先の悪いスタート。
しかも、準備不足は祟るもので、現地は大雨の上に、かなり気温が低い。さ、寒い!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
とりあえず、コンビニで雨合羽を探すも、売ってない。ビニール傘を調達する。これは結構厳しいことになりそうだ。今日はあまり無理をせず、峠区間の撮影に徹して、前回に引き続き、落穂ひろいに徹するのが得策とみた。だって、車から離れる撮影は無理そう・・・。
まず、只見行きの折り返し便を狙う。知っているところを巡回しながら撮影地を探すも、紅葉がいまいち。例年いい色がつくエリアって、ごく限定的なんだよね。で、しかたがないのでまず大白川の手前の鉄橋で撮影。シェッドの中から撮影できる場所なので、ここはこういう日にはぴったり。実はすごく久しぶりの撮影なんだけどね。それにしても、ものすごく露出が厳しい。F2.8では、シャッタースピードが上がらない。こういう時のために、単レンズはやっぱり必要だ。1/250 F2.0でようやくシャッタが切れた。相変わらず土砂降りの雨は続いている。今日はものすごく厳しい撮影環境だ。
大白川を超えて、峠に歩みを進める。峠に入ると、急に紅葉の色が良くなる。撮影地はよりどりみどり。線路際の撮影地で三脚を立てて、只見方面を伺う。が、この場所はちょっと看板が気になる場所。反対側は結構いいんだけど、後追いになる。雨の勢いがますます強くなり、通過10分前に場所の変更を決意。大白川の踏切を俯瞰する場所がかなり色が良かったので、ここに決定。列車通過直前まで、雪をかぶった山が見えていたんだけど、通過の時には見えなくなってしまった。かなり良さげだったんだけど、まあ、仕方がない。
大白川で臨時列車と交換があり、すぐに折り返しの只見行きが来てしまうので、この場所でもう一度撮影することにした。と、その時、車が一台ファインダに侵入。( ´゚д゚`)アチャー 同業者らしく、動きそうにない。しかたがないので、フレーミング調整でカット。やられた。
その車は、列車通過後、すぐに立ち去った。その場に居合わせた同業者と、折り返しの列車はいつ来ると思う?と情報交換。初老の方が、「私は只見ですぐに折り返してくると思う。」と発言。確かに、最近の運用の実態を勘案すると、只見で運転手を待機させずに、一度小出まで戻らせるような気がする。どちらにしても、しばらく列車は無いので、1時間ぐらい待機して見ることにした。
1時間後、「来るとすると、そろそろだね。」というような会話をしていると、踏切がなり始めた。「本当に来た!」
今回は邪魔されることもなく、撮影成功。雨も止んで、露出もかなり改善していたので、これはラッキ-。ついでに、大白川の駅の先のオーバークロスまで追いかけて、もう一枚。
大白川駅でそばを食べながら、次の撮影場所を考える。いろんな場所を考えるが、越後須原の近くの木が良い感じだったことを思い出し、行ってみることにした。
お気に入りの木はいい色に紅葉していて、ついでに横に柿の木が一杯実をつけていた。迷わずこの場所に決定。しかし、この選択は裏目に出た。 直前になって、後ろの山に日が差してきてしまった。これでは、背景が白飛びしてしまう。フレーミングの調整も間に合わず、ここの撮影は失敗に終わる。よくあることだが。
この列車はもう一度撮る!列車を追い抜いて、峠を再び目指す。さっき撮影を見送った場所に再び舞い戻る。ここはやっぱり色がとてもよい。だいぶ先行していたので、余裕をもって準備をすることが出来た。まあまあ納得の撮影。
次は再び大白川発の臨時列車。小出からの回送を大白川駅手前で捕まえる。大白川駅周辺って、手軽なのにすごく良い感じで撮影出来る。相変わらず天気が良くないので、なるべく手前に色づいた部分を入れるようにフレーミング。決まった。
次は大白川からの折り返し。ほとんど移動せずに再び撮影。大白川周辺は改めて名撮影地だと思う。特に紅葉の時期は一日居ても飽きない。
次の只見からの列車は最後の撮影になる。光線がかなり厳しくなることが想定されたので、なるべく只見に近い撮影地を選ぶ。とっておきの撮影地を最後の撮影地にした。
が、露出がものすごく厳しい。F2.8では全然ダメ。慌てて車に単レンズを取りに戻る。1/125 F2.0にセットする。露出計を睨みながら、「早く通過して!」と心の中で叫ぶ。と、その時トンネルの中からディーゼル音が。「来た!」
うりゃ、連射!! ここはここの中でも一番峠らしく撮影出来る場所。本当に久しぶりに撮影したが、今回の撮影の中でも一番納得して、紅葉の中を去りゆく只見線のイメージで撮影出来たと思う。
この風景がいつまでも続くことを、そして、一日も早い只見線の全線復旧を心の中で祈りながら、今回も家路に着いた。
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