ほたるを見に行こうと思います。

ほたるを見に行こうと思います。

 今まで結構夏は花火を見に行ったりいろいろしたけど、今年はちょっと変わったこともしてみたいと思いました。今年の夏は長期の夏休みも取れそうにないし、近場でなにかないかとじゃらんを見ていたところ、温泉街から徒歩圏内でほたるを見られるという温泉があるとのこと。群馬県の老神温泉は歩いてほたるが見にいけるという素敵な温泉なのだそうです。これはと思い、早速宿を予約しちゃいました。

 ほたるなんて何年ぶりだろう・・・。私は小学生の頃三重県に住んでいて、その頃住んでいた家は周りに田んぼがたくさんあったので、夏になるとほたるが一面に飛んでいました。家族で夕涼みにほたるを見に行ったこともあったな。でも、この間三重県まで行く機会があったので、昔すんでいた家をこっそりと見てきたら、そこにはもう私の家はありませんでした。もちろんすでにまわりの田んぼもなく、そこにあるのは無味乾燥な住宅地・・・。私が駆けずり回った思い出の世界はすでに過去のものとなり、残ったものは一抹の寂しさ・・・。ここはもう自分が帰ってくるところではないんだ、そう思いました。もちろんほたるなんて、絶滅してしまったのでしょう。

 老神村で私は何を見るのでしょうか・・・。走馬灯のような思い出?それとも・・・。