横須賀美術館。

横須賀の観音崎に新しい美術館ができたので、出かけてきました。

 この美術館は横須賀市の市制100周年を記念して作られた美術館で、観音崎から海を見渡せる海岸線沿いに作られています。ガラス張りの部分が多い美術館で、すごく中が明るいのが印象的です。展示は本館と別館に分かれていて、今回は本館のほうでは現代アートの展示が行われており、別館では常設の展示で谷内六郎という方の作品が展示されていました。谷内六郎という人は横須賀在住の画家で、週間新潮の表紙の挿絵をずっと書き続けている方です。なつかしさを感じる昭和の情景を独特のタッチで描き続けていて、なんとなく自分がいつも写真で追い求めているような情景もあり、見ていて飽きない展示でした。現代アートのほうは、掃除機をモチーフにした、ちょっと怖い作品や、美術館の壁をそのまま作品にしているところがあったり、必ずどの部屋にもいる監視員の人を作品にしてみたりと、すごく独創性を感じさせる作品に感心しました。良くわからない作品も多かったですけどね。まあ、展示的にはこれからもっと充実してくると思うし、場所がすごくよいので、今後に期待ですね。半年ぐらいしたらまた行ってみようかな、と思います。