真冬のリベンジ。(只見線撮影)

 また日帰りで只見線に出かけてきました。

 今回のテーマはリベンジ。この間の仕上がりがどうにもしょぼくて、貴重なチャンスをモノに出来なかったのがどうにも納得出来なかったのだ。その日の状況からベストなテーマは自ずと決まりそうなものだが、あまりにも久しぶりすぎて感覚が取り戻せなかったというところか。やっぱり、日帰りで撮影するってのは、結構難しいよね。あまりギャンブルできないし。というわけで、今回は最初からリスクを避けて、確実な撮影が出来る場所で再発見を目指す作戦でいくことにしました。例えば、ちょっと場所をずらす、焦点距離を変える、といったことをやるだけでも、ガラリとイメージの変化することがある。それを期待してみようかと。

 今回も、最初の撮影は1橋からスタート。夜に降雪があったので、クリスマスツリー状態になっている。折り返しの一本を撮影するチャンスを有効に活用する意味から、下のお手軽ポイントから撮影することにした。ここは雄大な風景を取り込むのが定番だが、実は手前の崖も雪が積もっているとなかなか迫力があっていい感じなので、崖を手前において撮影。まずはいい出だし。

 撮影後すぐに車に戻って柳津方面へ。あまり時間がない。そこで滝谷に向かってみることにした。確実な撮影のため、滝谷の鉄橋に向かう。到着したときはあと3分ぐらいしかない。先客が1名。軽く挨拶してすぐにセットアップ。手前の鉄橋は陰っているが、後ろの山は直射日光が差している。つい5分くらい前まで雪が降っていていい感じだったらしいのだが、こういうのが雪国の天気だよな。とりあえず撮影。着雪がすごかったので、悪くない仕上がりになりそうだ。

 次は若松行きの一本。4橋に向かう。4橋は登っても、降りても、離れても、近づいても撮影が出来る、とても多彩な撮影が出来る場所だ。焦点距離もいろいろ選んで変化をつけられる。雪がぱらついてきたので、近づいてサイドがちに4橋を撮影することにした。巨大なつららが橋の袂に出来上がっている。つららと、トラス橋、クリスマスツリー、川の流れ、ぱらつく雪のフルキャストで撮影。決まった・・・。久しぶりに納得の1枚になりそうな予感。

 とても気分が良かったので引き続きここで撮影することにした。ちょっと場所を移動してトラス橋を面がちに撮影する。クリスマスツリーとこんもりつ積もった雪、4橋の袂の崖、つららがものすごい迫力。ここもすごく楽しい撮影ができた。今日は気持ちよく午前中の撮影終了し、穏やかな気持ちで休憩に入る。

 午後は、めがね橋のあたりで撮影をしてみようと考え、移動する。めがね橋のところにくると、なんと河川敷のところで重機が何台も走っている。あちゃー、こりゃだめだ。時間がなくなってきたので、とりあえず線路際まで登って場所を確保。雪が激しく降ってきた。思いがけずいい感じで撮影ができた。こういうこともあるんだね。そのあとは柳津方面に車を流す。学校のあたりの状態を確認しつつ、月光寺まで移動。月光寺に至る細い道と集落を入れて一本撮影。雪国の生活を表現してみたかったのだが、完全に日差しが差してきてしまい、イメージとあわなくなってしまった。ここは今回の仕上がりを再検討だな。ちょっと納得がいかなかったので、幸い道がしっかり除雪してあることもあり、列車を追いかけてみることにした。宮下手前で10分程度のマージンを稼いでいることを確認の上、どこで撮影するか検討する。ハードな撮影地は時間的に無理だ。道路際でいけるところだと、やっぱり思い当たるのは中川だろうということで、中川を目指す。中川の消防署の手前で状況を確認すると、集落の家の屋根にはまだ雪が積もっている。ここでサイドがちに撮影。

 次の列車は最後の撮影になりそうだ。どうしようか悩んだが、あまり柳津方面に移動するとあまり着雪していないと判断し、中川周辺で撮影場所を検討。中川の集落の上に登ってみようかとも思ったが、スノーシューを持って来なかったのでやめることにした。そもそも、あまりハードな場所に登ると効率が悪い。そこで4橋脇の道路際から、中川方面の山深い感じの場所に移動して見ることにした。ここがなかなかいい感じの場所で、とても山深い感じになる。そこでここで撮影を行い、再び追っかけをしてみることにした。撮影後すぐに機材を積み込んで出発。めがね橋で追い抜いた。

 さて、どこでやろうか・・・。あまり悩む間もなく、柳津に向かった。学校の前に車を止めて、柳津方面のS字に向かう。踏切が鳴り出した。際どい所で撮影。光線が順光になってしまったので、これは撮影しただけになったかな? 後追いだし。

 今日はこれで終了と考え、今日もあわまんじゅうを購入。板下から高速に乗ろうと思っていたのですが、なんだか夕日になりそうな気配がしてきた。そこで、新鶴方面に向かってみる。う~ん、いまいち・・・?

 本郷と高田の間の踏切に来てみた。夕日と言うにはかなりいまいちな感じだが、色は付いている。が、ここで痛恨のミス。場所選びに時間をかけすぎて露出をミスった。やっぱり盆地の撮影経験がやっぱり足りないんだと思う。このあたりはいつかゆっくりと歩いて撮影地を捜索したいところだ。

 今回の撮影は、全体としては概ねいい感じで撮影できたのではないかと思う。点数としては、70点ぐらいかな。ヒット2本、あとは凡退というところか。次回は4月下旬の梅と桜の花の季節に来れるといいな。