EWFを導入してみた。

 SSDを導入したX40だが、起動はそれなりに早くなったものの、あいかわらず作業中にもたつくことがしばしば。

 原因をいろいろ調べてみたところ、どうやらバッファのない古い設計のSSDはランダムライトの速度が遅く、体感速度に影響がでる可能性があるらしい。また、SSDは書き込みの回数に制限があり、特にディスクアクセスの激しいWINDOWSでは突然寿命がくるとのこと。

 そこで、ランダムライトの速度向上とSSDの延命のため、対策としてEWFを導入してみることにしました。EWFは、メモリーを使って本来ディスクに直接書き込まれるキャッシュ等をすべてメモリー上にためておいて、WINDOWS終了時にまとめてディスクに書き込むというもので、うまくいけばかなりの作業性向上が期待できます。

 参考にしたサイトは次のとおり。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/botchy/index.html

 ちょっとめんどくさいのが、ファイルの収集。もともとWINDOWSの正規プログラムとして配布されていたものを利用するわけだが、このファイルを含むプログラムは現在配布終了となっており、これをネット上で探さなければならず、ちょっと時間がかかります。まあ、見つかるけど、一度手に入れたら消さないで保存しておくと次から楽できると思います。

 導入の結果、4Kのランダムライトが1MB/S程度だったところ、131.6MB/Sとなり、なんと100倍以上の高速化が図られました。

SSDKEISOKU.jpg

 実際の使用感ですが、起動スピードは大して変化はありませんでした。右クリックやスタートメニューの時の、ちょっと待たされる感がかなり改善されました。まずはこれでしばらく使ってみたいと思います。アプリケーションへの思わぬ影響とか、まだ正直わからない部分もあり、ちょっとそのあたりが不安ですが、今まで感じていた、いらいら感がなくなったので、なにしろ快適になったのが精神衛生上すごく大きいですね。