MRI初体験。

 私もとうとうMRIを受けることになってしまいました。

 先日とある事件が起こり、ちょっとやばいところを打撲してしまったのです。で、その日の夜にその場所が内出血していることに気がついたのですが、痛みもなかったので次の日は普通に出勤しました。しかし、午後あたりからだんだん痛みが出てきて、内出血がかなり広がってきたので、仕事が終わってからすぐに近所のクリニックに出掛けたところ、いきなり総合病院に救急で送られてしまったのです。

 で、そこのお医者さんに見てもらって、多分問題ないと思うけど、大事な血管が傷ついていると将来的に障害が出てくると脅かされ、MRIを受けることになってしまったのです。その後内出血は2週間ほどでおさまり、痛みもなくなったので、多分大丈夫とはおもったのですが、せっかくMRIの予約を取ったし、こういう機会でもないとMRIを受ける機会はないと思ったので、午後仕事を休んで受けてくることにしました。

 知らなかったのですが、MRIって放射線を使わない、安全な検査方法なんですね。なんでも、大きな電磁石の中に人が入っている状態で高周波を浴びると、体内の水素分子が振動するそうです。で、その状態を映像化して人間の輪切り映像を撮影するという、画期的な技術なんだそうです。CTスキャンって放射線を浴びる量が多くて、体にかなり悪そう。技術の進歩ってすごいね。ただ、MRIは軟組織を観察するには向いているけど、CTスキャンは骨が写らないので、骨の異常はわからないとのこと。これからの更なる進化に期待ですね。

 MRIの撮影室に入ると、結構落ち着いた間接照明のお部屋。薄暗くてなんだか眠くなりそう。ベッドがあって、筒みたいな機械がつながっています。仰向けにベッドに横になって、ベルトを締めます。ベッドが動いて筒の中に入っていきます。どこからか、カチカチシャリシャリという、タンバリンみたいな音が聞こえてきます。撮影を行うお医者さんが、「撮影するときに大きな音がします。」と行っていたな、なんて思っていると、「ビー!!!」とかなり大きな音が。おお、この音は、まさにフィルムスキャナの音が大きくなったような音だ。この音は電磁石の音?それとも高周波の発生音なんだろうか? なんだか体の撮影している部分がむずむずしてくる。これが体内の水素分子が振動している感覚なんだろうか?

 最初は結構な音量でちょっと驚いたものの、人間は不思議なもので、だんだん慣れてきてしまい、部屋の雰囲気もあいまってだんだん眠くなってきてしまいました。MRIは高性能なものの、撮影に時間がかかるのが欠点だと解説に書いてあったな、なんて思いながら、うつらうつらとしていると、少しずつ位置を変えて3回ぐらい撮影を繰り返した後、「お疲れ様でした。」との声が。ベッドが元の位置にもどり、あっさりと撮影は終わってしまいました。

 今日の撮影の結果は5日以降に診察で教えてもらえるそうです。あまりにもあっさり終わってしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。どんな画像が撮れているんだろうか・・・。

 

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