サービスマニュアルはしっかりと読みましょう。

 またやってしまった。

 今日は朝から思いのほか暖かい。とりあえず2りんかんに行く前に自分でグリップヒーターの修理をやってみようと思いました。

 とりあえずフューズ周りをチェックした上で、タンクを外してメインハーネスをチェック。でも、どうもよくわからない。グリップヒーターのスイッチからたどっていくと、電線がヘッドライトの中に入っていっている。どうやらヘッドライトの系統から電源を取っているようだ。ヘッドライトを開けると後が大変なんだよな・・・。どうしたものかと思っていると、なんとグリップヒーターが暖かくなっている。どうやらなんらかの作業が原因で接触が改善したようだ。原因はよくわからないが、デイトナのグリップヒーターはスイッチが完全防水ではないということ。スイッチを何回か回したの、もしかするとこれかも知れない。

 せっかくタンクを外したので、そのまま戻すのもつまらないと思い、ラジエターフルードを交換してみることにしてみました。以前車検の時に交換しようと思って入手しておいたのですが、タンクを外すのがおっくうで今まで放置。サービスマニュアルに書いてあるとおりにボルトを外してフルードを抜くと、フルードはわりときれい。これなら交換しなくてもよかったかな、と思いましたが、リザーブタンクの中は白濁してヘドロみたいになっていました。今までよくつまらなかったな。サービスマニュアルにはリザーブタンクに液を補充するとしか書いてなかったですが、フルードの量は1.6リットル。リザーブタンクだけだとどう考えても足りないと思い、直接ラジエターに液を補充。2リットルの液が半分以上なくなったので、おそらくこれでよいのだろう。

 作業を終わってアイドリングを調整していると、キャブ周りにオイルらしきものがにじんでいるのが目に付きました。オイルが漏っているのかと思ったのですが、ここはオイルが漏る場所ではないよな、と思い、ブローバイチューブを外してみると、大量の茶色い液体が。ウェスでこれを吸い取っている間にエアエレメントを外してチェック。だいぶ汚れているようだ。交換もありだけど、これって基本的に洗剤で洗うのが正しいという話を聞いたことがあるので、一度洗ってみよう、などと考えつつ、とりあえず元に戻すことにしました。で、ブローバイのホースをつけようとしたら、スプロケのところに落っことしてしまいました。あちゃ~、まためんどい作業が増えてしまった。スプロケカバーを外すには、スラッシュガードを外して6箇所のねじを外さないといけないのです。で、仕方がないのでカバーを外して部品を救出したまではよかったのですが、一番深い場所にあるねじを締めた時、なんだか妙な感触が。もう一度外してみようと思ったのですが、まったくこのねじが回らなくなってしまいました。

 ねじの頭をなめてしまったか? 何度試してもねじは回ってくれません。インパクトを使ってもうまくいかず、結局夕方の5時ごろにギブアップ。2りんかんにピットの時間を問い合わせると19:30まで受付とのこと。なんとしても今日中に直しておかないと気持ちが落ち着きそうになかったので、ダッシュで2りんかんへ。頼み込んで作業をしてもらったところ、30分ぐらいでねじが外れました。ふ~、今回も何とかなったか・・・。

 原因は、というと、スプロケカバーは樹脂製なので、金属チューブをねじと組み合わせて固定するものなのだそうです。今回そのパーツが何かの拍子に転がってしまい、気がつかずにラチェットで締め上げたところ、樹脂の部分にねじがめり込んでしまい、回らなくなってしまったということだったのです。サービスマニュアルの図面には確かにそのパーツが書かれています。これはサービスマニュアルを見ながら作業をしていれば気がついたことですね。作業の前にはしっかりサービスマニュアルに目を通してから作業するという基本を忘れていました。あ~、本当に馬鹿。なんだか精神的にものすごく疲れた上に一日無駄にしてしまった。まったく時間の使い方が下手だなぁ・・・。まあ、とりあえずグリップヒーターも直ったし、一応事なきを得たのでこれでよしとしないといけないかな?明日こそ時間を有効に使いたいと思います。