バイクの車検クリアー!

 今日は本当に暑かった・・・。

 もう風も完全に熱風で、強烈な熱線をさえぎるものもなく、情け容赦なく襲ってきます。午前中仕事に顔を出してきたのですが、会社はとても冷房が良く効いていて、思わず出かけるのをやめようかと思ったぐらい。しかし、かなりくたびれたマイマシンは本当に車検に通るのか、かなり今回の車検は私にとってプレッシャー。このような状態は一刻も早く解消しなければならないので、意を決して出かけることにしました。

 横須賀を出るときは、まだ涼しいかと思われた風は横浜に入った頃から強烈な熱風に変わってきました。エンジンから上がってくる熱も下から襲ってきます。うう・・・、こんな日にこんな暑いものに乗っかって私はいったい何をしているんだ・・・。

 車検場に到着する寸前で財布の中身が気になったので、コンビニでちょっとストップ。時間を見るともう13:25分です。はうぅ~、受付は45分までなのに。急がなければ。書類を事前に用意してきて本当によかった。今までの経験上、こういうことをするときは、たいてい私はいつもぎりぎりになってしまうのです。

 車検場に到着すると、すぐにまず重量税と検査手数料の印紙を買いに走ります。印紙の販売所は陸運局の建物とは反対側にあるのです。前回下見しておいて本当によかった。窓口でバイク用と言うと、すぐに5000円の重量税の印紙と1400円の検査用印紙が出てきました。昨日用意しておいた用紙に貼って、すぐさま陸運局の建物に走ります。

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印紙の販売所です。初めてだとなかなかわからないかも知れません。

 陸運局の建物に入るとカウンターがいっぱい並んでいます。角を曲がって一番奥の窓口がユーザー車検の受付窓口です。クリアーホルダーに書類をまとめて入れて、窓口の人に渡します。

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 受付が終わると、車検を受けるため、バイクでラインに向かうように指示されます。

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 検査のラインの入り口で陸運局の人がまずバイクの基本的な機能のチェックをします。バイクによってはあちこちコツコツたたいてチェックをしていましたが、私のバイクはそこまでしませんでした。継続検査だからなのかな?

 検査の項目は、

  1.前輪でスピードメーターの検査。

  2.前輪でブレーキの検査。

  3.後輪でブレーキの検査。

  4.ヘッドライトの検査。

  5.排気ガスの検査。

 まず、検査官に初めてだということを伝えて、検査器に前輪を載せます。白線の上に前輪を載せてから、指示通りに足元のスイッチを踏むと、検査器のローラーが回り始めました。40キロになったらそのペダルから足を外せばいいらしいのですが、私は勘違いをして40キロでブレーキをかけてしまいました。がこっ。あうっ。はう~、×が出てしまいました。あう~、もうパニック寸前です。検査官がもう一回検査するから、また並んでといいました。しまった、今のはスピードメーターの検査だったのね。そのあと、前輪と後輪のブレーキの検査は一応わけがわからないうちに○がでて終わってしまいました。検査結果が○でも×でも、設置されている記録機に検査票を通して結果を記録した上で、またラインに並びなおせばよいそうです。次にヘッドライトの検査です。だいぶ冷静になってきたので、今度は大丈夫そうです。要は機械の指示通りにやればいいのね。機械の白線の上にバイクを乗せて、また足元のペダルを踏みます。ピコピコいいながら検査をする機械が出てきました。機械が正面にきたらライトをハイビームにするよう指示があったので、ハイビームに切り替えます。しばらく機械が動いて・・・、×が出ました。はうっ。もう一回検査すると言うので、もう一回指示通りにやります。また×が出ました。う~む、恐れていたヘッドライトで×か。六角レンチを持ってきてよかった。とりあえず、排気ガスの検査を受けます。4ストのボタンを押して、指示通りに排気ガスの検査器をマフラーに入れます。今回は○が出ました。

 ヘッドライトはちょっとやり方が悪かったのかも知れない。とりあえずスピードメーターの検査もあるし、もう一度並んでみることにします。今回は40キロでペダルをしっかり離しました。○がでました。やったー。あとはヘッドライトです。もう一度検査器で指示通りに検査します。しかし、また×が出ました。う~む、これは調整してこないとだめだな。仕方がないので再び外に出て駐車場にとめて、六角レンチで調整します。さっきの感じでは、少し下にすればいいかな? 調整したのでもう一度並びなおして、今度は直接ライトの検査器に向かいます。しかし、また×。結構ハイビームは真ん中に来ていたと思うんだけどな。もっと下げないといけないのかな?

 再びもう少し下げて再チャレンジ。祈るような気持ちでモニターを見ていると、再び×。なんでー!!!

 そういえば、今前の人がかなり検査するときエンジンをふかしていたな。もしかして光量が足りないのか?この間バルブを交換したばかりなのに。もう一度チャレンジしてみようと思い、ラインに並ぶとラインにコーンが置かれています。どうやら検査員の休憩時間に入ったみたいです。

 なんでだ? ここまで来て今日はだめで帰るのか? もしかして微妙に横のラインがずれているのが原因なのか? もう頭がパニック、あぶら汗だらだらな上、この暑さと猛烈な排気ガス・・・。酸欠になっているのがわかります。だんだん頭が痛くなってきて、気が遠くなってきました・・・。

 気がつくと15分が過ぎ、検査員が再び戻ってきました。勝手のわかっている人がコーンを自分でどけて、検査を始めています。私も再び悪夢の検査器に向かいます。もしこれでだめだったら、もう一度バイク屋に持ち込もう・・・。この間の転倒が原因なんだ・・・。そんなことを考えながら、検査器のペダルを踏みました。あー、またピコピコいってるよ。時間がかかってるな・・・。まただめかな・・・。と、○が出ました!! おお!! やったー!! エンジンを4000回転ぐらいまでふかしたのが効果あったのか? それとも、ほかに何か違う要素があったのか? あとでネットで調べたら、やっぱりエンジンをふかすのは効果があるらしく、車検場によってはそのように指示してくれるところもあるらしいです。あと、あくまでも白線の位置にもってくるのはヘッドライトで、前輪のタイヤではないそうです。そういえば、最初検査したときはちょっと後ろに下がっていたかもしれません。

 こんな感じで5回もラインに並ぶ羽目になってしまいましたが、どうにか始めて自分で車検を通すことに成功しました。

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ニュー車検証とステッカー。は~、きつかった・・・。

 

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延命したCBちゃん。もうしばらくよろしくね。

 

(今回の教訓)

  1.ヘッドライトの検査はアクセルを吹かし、ライトはまっすぐ白線の上に持ってこないといけない。

  2.夏の車検はかなりきつい。バイクを買うなら秋か春がよい。