保育園の運動会。

 今日はあかたんの保育園の運動会でした。

 毎年、あかたんの成長を大いに実感する日です。特に去年は、あかたんが幼児組に入って初めての運動会だったので、あかたんの成長、というより、年中さん、年長さんが立派で、ものすごくお兄ちゃん、お姉ちゃんだな、と思ったのですが、今年は、どうかな? 去年年中さんがやっていた、バルーンというのを、あかたんはやるそうですが、みんなでタイミングを合わせて一つのことをやるというのは、おそらく今回が初めてで、あかたんは、「バルーン嫌い。だって先生怒るんだもん。」と言っていたけど、いいところを見せてくれるといいんだけどな。

 今回とても感心したのは、保育園の先生の企画力かな。あかたんが保育園に通う1年ぐらい前に出来た新しい保育園なので、先生も若い先生が多くて、考え方がとても若々しいのです。保護者の競技や、祖父母参加競技、卒業生参加競技など、このあたりはよくありがちなんですけど、とにかく一人も傍観者にはしないぞ、という心意気がすごく感じられました。どういう工夫かというと、イベントの間、競技に直接参加しない園児がポンポンをもって、横で先生と一緒に応援団をしていたり、これがまたかわいいの。何しろ、自由な発想がみんな具体化している感じで、これなら、先生も保護者もやりがいがあるよね。この日を準備してくれた保育園の先生に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。実は昨日の夜から徹夜で仕事をしてきたあとだったので、正直きつかったのですが、疲れが吹き飛びました。

 保護者参加イベントはかなり恥ずかしい競技でした。「おしりでどっかん」という競技で、どんな競技かというと、二人一組で進んでいって、先生が待っているところまで行って、風船を膨らまします。その風船を椅子の上において、もう一人の保護者が風船の上に座って風船を割ります。その上で先生とじゃんけんをして、勝ったらスタートに戻って次の保護者と交代。負けたらもう一回風船を膨らまして割るという競技。これは普段話しをすることのないよその保護者とも打ち解けられるから、いい企画だったかな。あかたんは風船がかわいそうなので、この競争は嫌だったみたい。あかたんは結構感受性が強くて、お店でもらった風船がしぼんてしまっただけで泣いてしまったぐらいなのです。祖父母競技は、お題を封筒の中から取り出して、仮装をして、ゴールで写真を撮るという競技。うちの父は王様の仮装だったので、まあ良かったけど、忍者とか、女の子とか、インディアンのおじいちゃん、おばあちゃんは結構きつかったかも。

 肝心のあかたんはどうだったかと言うと、去年と比べて本当にしっかりしました。踊りもしっかり踊っていたし(鳩ポッポ体操、ものすごくかわいい)、リレーも随分しっかりとした走り方をするようになって、1年の成長を実感しました。あと、年中さんの目玉のバルーン、団体演技なのですが、ちゃんと間違えずに手のフリもしっかりできていました。特によかったと思ったのは、あかたんがバルーンをすごく楽しそうにやっていたこと。あと、終わったあと、先生の目に涙が。先生がいかに大変な思いをして、園児をなだめて、おだてて、ここまでやってきたか、なんとなくわかるような気がしました。

 あかたんの成長を実感するたびに、保育園があと残り僅かの期間しか残っていないことを実感します。頭ではわかっていても、もう少し続いて欲しい、保育園のイベントのたびに、そんな気持ちになる、ここは本当に素敵な保育園なのです。