SSD導入。

 すらいむ1号機は、IBMのTHINKPAD X40というノートです。

 このPC、デザインも良く、IBMブランドの最後のTHINKPADでスペック的にも必要十分なのですが、ひとつ致命的な欠点があります。日立の1.8インチハードディスクを積んでいるのですが、このハードディスクが最悪。開発されて以降、まともな商品開発も行われず、4,200rpmという劇遅スペック。しかも日立方式と東芝方式でインターフェースが分かれてしまい、現在日立方式は生産中止。しかもこのハードディスクを積んだPCはこのX40以降発売されていないという状態なのです。結果このPCはpentium M 1.4Ghzで1.5Gもメモリーを積みながら、起動に3分以上、アイコンが表示されてからもさらにハードディスクはひたすら回り続け、まともに使えるようになるまで5分以上かかる、さらに右クリックひとつでもいちいち待たされそのたびに「いらっ」とされられるという、信じられないようなPCになってしまったのです。

 このPCはネット上でつわものが結構CFカードを使った擬似SSD化を試みたりしていますが、いまいち踏み切れないところがありました。ところが、なんとこのPCにポン付けで搭載できるSSDが発売されているという情報が。

http://hisway.at.webry.info/200905/article_4.html

 早速楽天とかでこのSSDを探してみましたが、この商品、バルク品扱いでどうやらそのあたりのお店で扱っているものではない模様。ようやく秋葉原のOLIO SPECさんで見つけて取り寄せました。32Gだと容量不足に陥るのが目に見えていたので、64Gを購入しました。64GのSSDでも2万円以下で購入できるなんて、SSDも値段が下がりましたね。

http://www.oliospec.com/

 

 取り寄せたSSDは「OCZ 1.8インチ64GB PATA SSD」という商品です。バルク品らしい、真っ白のパッケージ。ORZじゃありませんように・・・。

CIMG0239.JPG

 

 届いたSSDを早速取り付けてBIOSをチェックすると、しっかりとSSDとして認識している模様。直接TRUE IMAGEから環境を移行しようと考えましたがうまくいかなかったので、一度WINDOWSのクリーンインストールを実施したうえで、TRUE IMAGEで保存しておいたイメージから環境をすべて回復させました。

 結果は思った以上の効果がありました。起動がわずか1分10秒、しかもアイコンが表示されてからすぐに作業に入れるようになり、あまりの環境の変化に驚いています。もう、このPCは売り払おうか、と思っていたぐらいだったので、わずか2万円足らずの投資でこの環境が手に入ったのは本当にうれしいです。

 このX40、このハードディスクのせいで、秋葉原でも1万円ぐらいで投売りされているそうで、本当にもったいないと思います。でも、このスペックなら予備にもう一台買っておいてもいいかな、と思っています。PCが変わると環境の移行が結構めんどくさいしね。