スプロケ交換。

 1年越しの懸案だった、スプロケ交換にとうとう踏み切ることにしました。

 もうチェーンを引っ張ってもこれ以上引っ張れないところまで、あと一目盛りのところまできてしまったのです。最近で一週間走ると、センスタに接触しそうなほどチェーンが伸びてしまいます。それにチェーンが伸びてるせいか、ギヤが入りにくいし、すっぽぬけるし、もう限界。

 いままでためらっていた原因は、ドライブスプロケットのナットにあります。このなっと、本当に硬いんです。しかも、ちょっと奥まったところに付いている上に、ラチェットとかで外そうとしても、クラッチが滑って回ってしまうのです。 インパクトレンチがあれば簡単に外れるらしいのですが、充電式のインパクトって非力なんですよね。最大でも220N/mぐらい。以前購入したやつで試してみたけど、まったくだめでした。100V仕様の購入も考えましたが、問題は電源。うちはマンションなので、100Vの電源を屋外で確保するのはかなり難しい。わざわざ実家まで出かけて作業をするのも、かなり手間だし、万が一上手くいかなかったときのことを考えると、40000円近い投資はためらってしまいます。と、車のトランクの中にあるホイールナット用のインパクトが目につきました。380N/mと書いてあります。もしかして、こいつでできるんじゃないか?

 ネット上ではあちこちのサイトで自分でドライブスプロケットの交換をやった経験談が書いてあります。ブレーカーバーを使ったり、いろんな方法が書いてあるのですが、共通して使っていたのが、材木をホイールにかませてチェーンが回ってしまうのを止める方法。今回の作業では、事前準備として、コーナンで1本木切れを買ってきておきました。

 今日は朝からすごくよい天気になりました。暖かいしバイクの整備にはもってこいのお天気です。早速バイクを車の隣に持ってきて作業開始。昨日のうちにスプロケットカバーを外しておいたので、早速作業にかかることができました。CB400SFのドライブスプロケットは14mmなので、以前買っておいたインパクト用のソケットを装着して、いざ、勝負!

 ホイールナット用のインパクトは小型ですが、インパクトの瞬間の力を出すために、中でモーターがしばらく「ぎゅーん」と回ってから、クラッチがロックしてインパクトするという構造になっています。「かつーん、かつーん」。う、外れない。やっぱりだめか? そう思った瞬間、「かん、かん、かん」と音が軽くなって、ナットが回りました。おおお~~~、回った~~。

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 これが外れてしまえばもう難しい作業はない。リアのスプロケットも事前にナットを緩めておけば大丈夫そうだ。やっぱり木切れをかまさないとホイールが回ってしまうので、木切れをかましてからめがねレンチで緩めてみると、こちらはかなり簡単に緩めることができました。

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 ここまですべて順調に作業が進んできてしまったので、俄然整備にやる気が出てきてしまいました。今回は併せてチェーン交換、ブレーキフルード交換、オイル交換を実施しました。すごくシフトがカチッとした感じになって、ブレーキもすべる感じがなくなり、ものすごく乗り心地が改善したと思います。あと気になるところは、ブレーキローターの磨耗がかなり進んできています。7万キロ近く乗っているし、そろそろ限界かな? ブレーキが利かないわけじゃないけど、ブレーキローターが磨耗していると、放熱効率が悪くなって、危険らしい。待ち乗り程度ならどうということはないのかも知れないけど、ブレーキはいざというときの保険だし、トミンのタイムもブレーキがよくなれば多少縮まるかもしれないので、近いうちにしっかり整備したいと思います。

 

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新しいパーツに交換するときって本当に楽しいですね!

 

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4000円ぐらいだったかな? コストパフォーマンス最高!!

 

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新品と比較すると山がだいぶとがっているのがわかります。50000キロも持ったので、十分でしょう。

 

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再び登場のかしまる君。本当に買ってよかったと思う工具のひとつです。

 

 正直なところ、スプロケ交換はものすごく簡単でした。もっと早くやればよかったと思います。