川井郁子のバイオリンコンサート。

Nちゃんのお付き合いですが、9月7日の夜に川井郁子のコンサートに行ってきました。

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 場所はグリーンホール相模大野。以前行ったことがあるので、場所はすぐにわかりました。川井郁子は結構クラシックの世界の人としてはビジュアル系な人で、オリジナル曲のCDを何枚も発表している方です。客層も普段のクラシックのコンサートとはちょっと違う感じで、どちらかというと、歌手のコンサートのような雰囲気です。残念ながら昨日はメモを忘れてしまったので、曲のタイトルは忘れました。まあ、初めて聴く人なので、インプレを少し。昨日のコンサートはピアノとアコギ、バイオリンの構成ですべての曲を演奏する内容で、曲はクラシックをアレンジしたちょっと物悲しいナツメロ調、情熱的なタンゴ、シルクロードをイメージしたオリジナル曲、など。やっぱりクラシックベースの曲がメインなので、バイオリンの音色に合った曲を選んでいるのでしょう。衣装は前半では膝上20センチはあろうかという短いスパンコールピカビカのワンピース。後半は真っ赤なドレス。前半の衣装は普通のクラシックのコンサートをイメージしてるとびっくりですね。ステップをとりつつバイオリンをひくというところとか、歌手だと普通なんだけど、バイオリンだと

結構新鮮です。曲の間に入るmcも、最近こういうコンサートに行ってなかったので、なんだか懐かしさを覚えます。終演後CDを買った人と握手会をやったり、やっぱりどちらかというと歌手のリサイタルの乗りだなぁ。クラシックの世界の人にもこのように活躍の場所が幅広く広がりつつあるのは興味深いです。時代を追うにつれて音楽に対する需要も幅を広げ、少しずつ変化していく、その中で新しい音楽ジャンルも生まれつつあるということなのでしょう。たぶん正統派のクラシック業界からすると、この人はかなり異端の存在なのだと思う。正直ちょっと本格的なクラシックを聞き慣れている厳しいオーディエンスには中途半端で物足りなさを感じる内容かもしれないです。でも、すごく分かりやすいので、クラシックを初めて聴いてみたいなんて人にはよいかもしれませんね。